リヴスコール

The Back Horn( 爆轟樂團 ) リヴスコール歌詞
1.トロイメライ

作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN

チクタク チクタク…
鼓動がこの耳もとでささやいて
深い愛情を抱く人
あの空の向こうで何を想う

たった一つの約束も守れないまま青い空
千年経ってもう一度会いにゆけたらいいのにな

目を閉じればいつだってよみがえる
誇らしく咲きほこるあの花が今でも

あなたを探していた
あなたの声を聞いた
手のひらで受け止めていた命のかけら
あの花びらのように

小さくなったこの世界
さみしくなんかないけれど
電源切って繋がった
心の声が響きだして
ポロポロとこぼれてく
少しだけホッとして

目を閉じればいつだってよみがえる
あたたかな思い出が一つずつ灯って

あなたが笑っていた
あなたと手を繋いだ
アカシアの雨が降りゆく道の彼方で
また出会える

鼓動が時を刻む
命に抱かれながら
僕だけに伝えてる 今旅立ちの時
あの花びら 風に散る前に


2.シリウス

作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN

共に生き歩んだ日々
支え続けてくれた人
立ち尽くすあなたの為
今何ができるのだろう

黒い白鳥が音もなく舞い降りて
ささやかな日々に終わりを連れてくる

いつも笑ってた人たちの怒鳴る声
決断を迫られて俺達は変わってく

シリウスが真夜中の空を
焼き焦がし感傷を笑う
息は白く

共に生き歩んだ日々
支え続けてくれた人
立ち尽くすあなたの為
今何ができるのだろう

告げたサヨナラは数えればきりがなくて
あるのは生身の生命が灯す光だ

理屈じゃわりきれぬ 道を選ぼうとも
誰もが自らの想いはごまかせない

待ち焦がれる幸せも
家路を急ぐ幸せも
もう一度抱きしめて
もう二度と離さずに

共に生き歩んだ日々
支え続けてくれた人
立ち尽くす心に今
世界を取り戻すよ

告げたサヨナラは数えればきりがなくて
あるのは生身の生命が灯す光だ

命は命を育て
命は命を喰らい
命は命を叫び
命は一人じゃ生かしきれない


3.シンフォニア

作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN

僕が死にゆく時のためのエチュードが
流星群のように降りそそぐ
想像上の未来に全感覚でタッチするスクリーンに
走馬灯のように光る星

空っぽの世界で片っぽの正解抱いて
明日を探して

突き刺す感情を 染める群集を
夜明けの国 僕ら笑いあって
途切れ途切れのSOSが溢れそうで光に目を細めた
始まりが僕らを待ってる

絶望的な状況 妄想は制御不能
クレッシェンドな混沌の中で
天災にさえ勝る天才的な愛の存在
きみの声で息を吹き返す

砕け散る世界で暴かれた空(スカイ)が堕ちて
明日を探して

放物線描いて最後尾から愛を
ありのままかどうかは問わなくていい
フィードバックループする映像 一生モンの思い出を
流星が今夜ハートを貫いて
メロディーが方角を示してる

何も変わらないけど洗いたてのシーツが
夜を越えさせてゆくこともあるだろう
帰る場所ならここにあるから何処へでも飛んでけよ

突き刺す感情を 染める群集を
夜明けの国 僕ら笑いあって
途切れ途切れのSOSが溢れそうで光に目を細めた

たくさんの想いを傷つけて悲しませても
ここにいたい 許されなくたって
ありふれた喜びも 微笑みも 愛しさも
切なくて揺れていた 光の中で今
始まりが僕らを待ってる


4.グレイゾーン

作詞:岡峰光舟
作曲:THE BACK HORN

人を愛して
人を許して
人を信じてる
文明は正を求め儚く移ろう

人を殺めて
人を裁いて
人を嘲笑う
遠ざかる意識の中で浮かんでは消える

人は皆 万物の寄生虫
遠い空 海の底 地平の果て支配して

金を崇めて
欲を絡めて
地位を求めてく
栄えては滅び繰り返す 教えなど知らぬ

自らが作り出したグレイゾーン
時が過ぎ忘れていった 手を取り合う温もりを

悼み哭いた 降り積もってく言葉集め
涙 水面照らして明日へと導いた 光の指す方へ

人は皆 万物の寄生虫
悲しみも喜びも分かち合う

自らが作り出したグレイゾーン
時が過ぎ思い出した 手を取り合う温もりを


5.いつものドアを

作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN

いつものドアを開けるのが
これほど怖いことだとは

深い海の底みたいな夜が続いて
橙の電灯が遠くなってゆく

幸せを捕まえたその拳で傷つけて
幸せを手放したその手のひらで受け止めて

我儘はあなたの分だよ
我慢したあなたの分だよ

何度も咳き込む音だけがずっと
この世界の片隅でカラカラと響いた

幸せを捕まえたその拳で傷つけて
幸せを手放したその手のひらで受け止めて
失ったその瞬間に愛しくなる そのくり返し
無いものねだりばかりで全てを失くしてまった

あなたの咳の音
その咳と咳の間の沈黙に耐え切れず僕は震えてる
この世の外側に無限の外側に落っこちる感じ
いっそ殺してくれないか

いつだって冷え切った僕の手を包み込んだ
あなたのその手のひらはやわらかであたたかくて
失ったその瞬間に愛しくなる そのくり返し
無いものねだりばかりで全てを失くしてしまった

いつものドアの向こうには
穏やかに陽だまりが揺れるだけ


6.風の詩

作詞:松田晋二
作曲:THE BACK HORN

その詩は夢からやってきた
懐かしい景色を想いだすように

まぶたを閉じる 陽だまりの中

この風は何処からやってくる
逆らい続けた重力をそっとかわすように

手をかざして差し込む光

何処まで行けるかな
震える心
寂しさ抱えてゆけるのかな
光りの先へ

何処まで行けるかな 記憶のさざ波で
泳いでいる魂は今たくましく揺れる


7.星降る夜のビート

作詞:松田晋二
作曲:THE BACK HORN

今夜降りしきる星の雨のように
宇宙で一番の明かり探すよ
夜が明ける前に

招待状握りしめて天国を目指してゆこう
産声をあげた日から道は始まってる

自分らしくあるために変わり続けてゆくけれど
もう一度確かめようぜ あの日のメロディー

答えのない答え合わせを繰り返して
遠く誰か呼ぶ声がする 暗闇で

そのトビラを開けるんだ 心怯えずに
こぼれてくる世界の呼吸
キックビート重なる躍動が待っているよ すぐそこで

今夜最高の時を刻むミュージック
そっと傷口を優しく照らすよ
優しく包むよ

体中の血が騒ぐような 君だけの瞬間を噛み締めて
本能が今目覚めてゆくダンス 踊りだせ

この心が叫ぶんだ 涙隠さずに
鳴り止まない繋がる鼓動
キックビート重なる躍動が連れてゆくよ 新たな場所へ

何度だって始められるんだ
可能性が導く限り
絶対なんて何処にもないから踏み出せるさ この足で

今夜最高の時を刻むミュージック
そっと過去達を優しく照らすよ
優しく包むよ
止まらない明日へ


8.超常現象

作詞:山田将司
作曲:THE BACK HORN

超常現象を信じて生きてる
妄想しまくり無法な地帯
裏側の構造 解ければイケんのか?
アニメじゃないリアルな状態

感覚的には無限に冴えてる
だけど現実的にはじれったい状態
ネットに捕まり致命的な後悔
アイドルの画像で快楽

虚無の境地
無欲になれど
0か100の世界観じゃ味気ないぜ 夢見がちな輩

追いつめられて自然発火
やる気のない情熱はドッペルゲンガー
ベッドに包まり架空の擬似体験
あの頃に戻りたくなんかない

ユビキタス
異常をきたす
方程式の枠を越えた想定外の飢えに飢えた輩

超常現象を巻き起こしてゆけ
あまねく願う世界平和 ベッドの上から始めんのさ

未確認な天使と感じ合うテレパシー
触れずにイクのさ 時を越えた光にあやかって

超常現象を信じて生きてる
妄想しまくり無法な地帯


9.反撃の世代

作詞:岡峰光舟
作曲:THE BACK HORN

剥ぎ取られた誇りと押しつけた夢の国
取り返した平和は偽りの暇つぶし

「ゆとり、ゆとり」と言うとおり思考さえ持て余す
無為に過ぎる浮世は満ち足りて歪んだ満月

天命に散った男達 浸かりきったオヤジ達
知らぬふりのオレ達 すれ違い歪んだ群像

罪深き暗雲が立ち込め日常を食い散らして蔓延る

生に絡みつく行くあてなき魂
背に道など何処にもないだろう
そうさ運命は巡り巡る苦悩を
切り開いてゆくしかないだろう
息切らして

寝ぼけ眼に写った荒れ狂う闇の壁
刷り込まれた神話はなし崩し歪んでく

罪深き暗雲が立ち込め日常を食い散らして蔓延る
暴かれた傀儡のカラクリ 営みを弄んで腐らす

生を掻き鳴らす止め処なき衝動が
絶望さえ越えてく力さ
そうさ運命は巡り巡る苦悩を
切り開いてゆくしかないだろう

思考を怖れ知に頼ってきた結末が
崩れゆく夢 沈みゆく日々 淡く
今走り出す 胸に強く刻んで
薄れてゆく未来を取り戻せ
反撃の世代


10.自由

作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN

炎天下の庭 彼は耳までうな垂れていた
自由になれとそっと首輪を外してやったんだ
だけど彼はその場所を動きはしなかった
錆びた鎖は彼を縛りつけてはいなかった

俺は何を期待してた?
チクリと痛むこの胸を風が吹き抜けた
その時何となく感じた 直観が確信に変わった
“自由な気分ならそれで十分”だって

その場所から見える景色はどうだい?
ネガポジプラスマイナスゼロの地平線に立って

子供のころ描いた色とりどりの世界
空は虹色 クジラが雲の隙間で泳いだ
画用紙をはみ出して床や壁に続く物語
大人達が子供らしいと誉めてくれたから

子供の絵はわりと不自由だ 大人の絵はわりと自由だ
俺はどうなんだ?
変換ミスや言い間違いや思いつきや無駄の向こうに
無限の宇宙が広がっている気がした

触れない光に伸ばす指先
この手に自由を教えてやるんだ

風が吹き抜けるあの場所まで僕ら走り抜けよう
何故かこぼれてくあの涙は凛々と音を描く
確かなものなんてない未来へひょうひょうと走り抜けよう
誰かの小さなつぶやきでさえ世界を変えてしまうかもしれない

変えてしまうかもしれない
行こう 行こう
風が吹き抜けるあの場所まで僕ら走り抜けよう


11.世界中に花束を<New Recording>

作詞:THE BACK HORN
作曲:THE BACK HORN

何故だろう 何もないな
あんなに欲しかったのに
あるのは寂しさと霞がかった空だけ

生きるのは簡単なことではないけれど
辛いだけでもないだろう
ひと気のない明け方の街を歩くのが好きだった

世界中に花束を 太陽が昇るその前に
光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に

不思議だな 憧れや夢は
近づけば近づくほど遠ざかってゆくようだ
消えてしまいそうなほどに僕は今無力だ

あの空ではずっと消えない悲しみが
もういいよと嘆いている 軽はずみな言葉はやめて
全ての人におやすみ

世界中に花束を 生まれ変われるその前に
今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ

何もかもみんな もともとは一つだっだのか
儚く揺れながら消えてしまうほどに
確かに僕はここにいるから

悲しみにまみれたくないんだよ
まだ夢は叶えたくないんだよ
神様になりたい訳じゃないんだよ
また君に会いたくなるんだよ

今 心の扉を開いてゆくのさ 眠れる孤独を連れたまま
心臓は動くのさ 世界も動いているのさ
誰にも邪魔されることなく

朝と昼と夜と光と影と僕とその間で奏でている
おどけて笑ってよ 忘れはしないだろう
ずっとずっと走り続けてゆく

世界中に花束を 太陽が昇るその前に
光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に

世界中に花束を 生まれ変われるその前に
今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ

僕ら何処へ行く
何処へ行ってもまた此処に帰るだろう


12.ラピスラズリ

作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN

一歩また一歩 歩み続けてくんだ
顔が向いてりゃ前向きだろう
一方片一方 探し続けてくんだ
不完全な俺達の世界の果て

互い違いに認めあってんだ
泥の船に乗っかって笑うんだ
だってそうさ 魂はまだ死んでねぇだろう?

電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で
一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う
あの衝動が胸の中 青い炎を灯している
全速力で走ってく 満足なんてできねぇから

恐怖症だらけ 処方箋はその恐怖を
ぶん殴り続けることだけさ
落下傘部隊のように落ちてゆくんだ
孤独な鼓動の叫びを聞いた

死にたいと知りたいの天秤を
憂鬱と疎通する感受性を
だってそうさ 魂はまだ死んでねぇだろう?

電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で
一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う
あの衝動が胸の中 青い炎を灯している
全速力で走ってく 満足なんて出来ねぇから

一歩また一歩 歩み続けてゆく
一方片一方 探し続けてゆく

電光石火で駆けてゆけ 満身創痍青い空の下で
一点突破で賭けてゆけ 誠心誠意君を想い歌う


13.ミュージック

作詞:松田晋二
作曲:THE BACK HORN

言葉にならない心のメッセージ
高らかに刻め 真っ白な地図に
背中に背負った未来の景色は
生きる意志が照らす道標

確信が鳴り響いている 胸の奥で
渦巻く迷いの全てはまるで悪のようだ

動き出す心は誰にも止められない
羽ばたく願いの翼はまるで天使のように

想像すること それがあらゆる距離を埋めるよ
世界を胸震わせて変えてゆこう
音楽が鳴ってる

回り続ける世界の真ん中で
奏でる命 終わらないマーチ
悲しみの重さはそれぞれ違うけど
笑う その顔はとても綺麗

一人ぼっちで辛い夜にも
明日が遠く そっぽ向いても

言葉にならない心のメッセージ
高らかに刻め 真っ白な地図に
背中に背負った未来の景色は
生きる意志が照らす道標

回り続ける世界の真ん中で
奏でる命 終わらないマーチ
悲しみの重さはそれぞれ違うけど
笑う その顔はとても綺麗

夜が明け それぞれの朝が始まってゆく
今日も音楽がそこで鳴っているよ